飲み方

当社では実際の日本酒の味を解って頂く為に常温で飲み比べてみる事をオススメしています。
それは常温のままでないと日本酒本来の味や風味、極味が出ない為です。
やはり極端な冷酒や熱燗となりますと味覚が麻痺し日本酒を美味しく戴く事が難しくなります。
ただ気温の高くなる6月頃からは冷酒が、肌寒くなる9月頃になると熱燗が好ましいシーズンになります。
日本酒を美味しく飲んで頂くにはそれに適した温度があります。
人肌燗は35〜40℃・常温は20℃前後・冷は5〜10℃が目安です。
(生酒は生ですので常温でお飲みになることはお止め下さい)

お酒と肝臓

お酒を大量に飲むと肝臓に負担が掛かり栄養障害や肝機能障害を起こします。
ですからお酒を飲まれる方は肝臓を大切にしなければなりません。
肝臓を大切にするにはご存知かとは思われますが休肝日を置く事です。
肝臓に異常が見られなくとも2〜3日の休肝日を置く事で驚く程早く肝臓を回復させる事が出来ると言われています。
体をいたわるお酒の飲み方はタンパク質を取る事、休肝日を設ける事、飲みすぎない事の3点が挙げられます。
以上の事がお酒を楽しむ上での秘訣となります。

保管状態

完全に殺菌されビン詰めされたお酒でも絶対に悪くならないと言う訳ではありません。
酒とは非常にデリケートな物で品質の変化は単なる日数で決まる訳ではなく保管の状態が大きく関わります。
その変化には次の3つの事が影響します。

光(紫外線) お酒の中に含まれている種々の成分が微妙に化学変化を起こし分解したり結合したりして味や香りを悪くします。
温度 光と同様で高温な場所に長時間置いてしまうと酒の中の成分が化学変化を起こし酒の品質を損ないます。
低温ほど理想ですが過冷も禁物です。
空気 必ずビンの空隙部には空気が入っています。
振動を与えると酸化反応が起こり酸素が酒の中に溶け込んで色や香り、味に変化を与えます。

以上の事から品質の保持には冷暗所に低温で保管する事が必要であると言えます。